1. 経営事項審査(けいえいじこうしんさ)とは?
これは、公共工事(学校や道路など、国や自治体が発注する工事)を受注したい建設会社が、必ず受けなければならない審査です。
入札に参加するには、発注する機関がその会社の信用や能力を調べます。このときに、会社の経営状況や規模・技術力などを数値で評価し、点数やランクを付けます。
その中でも「経営事項審査」は、客観的な基準(経営状態や会社の規模など)を数値で評価する制度です。
特に、会社の経営状況の分析は、国土交通大臣に認められた専門機関が行っています。
2. 総合評定値(そうごうひょうていち)とは?
「総合評定値」は、経営事項審査の評価をもとに計算される最終的な総合点数のようなものです。
以前は自動的に出されていましたが、2004年の法改正で自分で申請する方式(任意請求)に変わりました。
ただし、発注する機関によっては、必ず請求するように求められることもあります。
請求するには、「経営状況分析結果通知書(原本)」を提出する必要があります。申請書は、経営事項審査のときと同じ様式が使えます。
3. 手数料について
審査内容 | 手数料の内容 |
---|---|
経営状況分析 | 登録された分析機関に直接問い合わせてください |
経営規模等評価申請 | 基本料 8,100円 + 審査を受ける業種ごとに 2,300円 加算 |
総合評定値の請求 | 基本料 400円 + 業種ごとに 200円 加算 |
4. 申請書の提出先
- 国土交通大臣の許可を受けている会社:
→ 本社のある都道府県の知事を通して、地方整備局などに提出 - 都道府県知事の許可を受けている会社:
→ 許可を受けた都道府県知事に提出
詳しくは、許可を出している行政庁に直接問い合わせてください。
申請書類のリンク
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