とび・土工・コンクリート工事とは?
「とび・土工・コンクリート工事業」は、建設工事において基礎工事や足場の組立て、掘削、コンクリート打設などを行う専門工事のことを指します。建築・土木工事の基礎となる重要な工事を担う業種です。
とび・土工・コンクリート工事の主な工種
① とび工事(鳶工事)
- 建設現場の足場の組立て・解体
- 鉄骨の組立て
- クレーン作業の補助(揚重作業)
- 高所作業の施工
🔹 特徴:建物の骨組みを作る作業であり、高所作業が多いのが特徴です。
② 土工工事(土工事)
- 掘削(地面を掘る作業)
- 埋戻し(掘った後に土を戻す)
- 造成工事(地盤を整える)
- 盛土・切土(地形を調整する)
🔹 特徴:建物や道路などを作るための地盤を整備する工事で、土木工事の基礎となります。
③ コンクリート工事
- コンクリートの打設(流し込み)
- コンクリートの締固め・仕上げ
- 型枠の設置・解体
🔹 特徴:建物や橋、道路などのコンクリート構造物を作るための工事です。
とび・土工・コンクリート工事の許可が必要な場合
- 1件の工事が500万円以上になる場合は、「とび・土工・コンクリート工事業」の許可が必要になります。
- 500万円未満の工事は許可がなくても施工できます。
とび・土工・コンクリート工事の主な施工例
工事の種類 | 具体例 |
---|---|
とび工事 | 足場の組立・鉄骨の組立・橋梁架設 |
土工工事 | 掘削工事・埋戻し・造成工事 |
コンクリート工事 | コンクリート打設・型枠設置・解体 |
とび・土工・コンクリート工事の許可を取得するメリット
✅ 500万円以上の工事を請け負える
✅ 建設現場での信頼度が向上する
✅ 大規模工事の受注が可能になる
✅ 元請け・ゼネコンとの取引がしやすくなる
まとめ
「とび・土工・コンクリート工事業」は、建設工事において足場・鉄骨の組立、掘削・地盤整備、コンクリート施工などを行う重要な業種です。500万円以上の工事を請け負う場合は許可が必要となります。許可を取得すると、大規模な工事の受注が可能になり、事業の発展につながるメリットがあります。
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