建築一式工事とは

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Interior frame of new wooden house under construction

建築一式工事とは?

建築一式工事とは、総合的な企画・指導・調整のもとに建築物を建設する工事のことを指します。単なる部分的な工事ではなく、建物全体を建設する工事や大規模な改修工事などが該当します。


建築一式工事のポイント

  1. 建物全体に関わる工事
    • 例えば、住宅・ビル・商業施設・工場などの新築工事や、主要な改築・改修工事が対象になります。
  2. 総合的な管理が必要
    • 建築一式工事は、設計・施工・管理を統括する役割を持ち、建物の完成に向けて多くの専門工事を調整しながら進めます。
  3. 下請けの工事のみでは対象にならない
    • 「建築一式工事」として許可を取得するには、単に部分的な工事(例えば、塗装工事や防水工事など)を行うのではなく、全体の統括・管理を行うことが求められます。

建築一式工事の許可が必要な場合

通常、建設業許可がなくても500万円未満の工事は請け負えますが、建築一式工事に限っては1,500万円未満または延べ面積150㎡未満の木造住宅工事であれば、許可が不要です。それ以上の工事を請け負う場合は、必ず「建築一式工事」の許可が必要になります。


建築一式工事と専門工事の違い

項目建築一式工事専門工事(例えば、大工工事・電気工事など)
目的建物全体の建設・改築特定の工事部分のみを施工
必要な許可建築一式工事の許可各専門工事の許可
新築工事、大規模改修工事内装工事、電気工事、配管工事 など
許可不要の工事範囲1,500万円未満の工事500万円未満の工事

建築一式工事の許可を取得するメリット

大規模工事を請け負えるようになる
公共工事の入札に参加できる
元請けとして工事を統括できる
企業の信用力が向上し、取引先が増える


まとめ

建築一式工事とは、建物全体を総合的に建設・改修する工事を指し、1,500万円以上の工事を請け負うには許可が必要です。事業を拡大したい場合や大規模な工事を請け負いたい場合は、建築一式工事の許可を取得するのがおすすめです!

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